雨季入り控え防災や学校の整備などを万全に 気象庁の南西季節風本格化宣言で
焼けつく暑さと極度の湿気が続く中、気象庁は南西季節風の本格化(モンスーンの始まり)を宣言した。災害対策の責任者たちは、現在繰り広げられている政治的な茶番劇や、中東紛争に起因する経済的困難によって、任務から注意をそらさないよう注意すべきである。水路の浚渫や排水路の清掃、そして避難手順の微調整といった課題が山積しているからだ。
エルニーニョ現象は、既存の気象状況をさらに悪化させる傾向がある。気候変動の専門家たちは、今年後半に「スーパーエルニーニョ」が発生する可能性があると警告している。しかし、エルニーニョ現象がなくても、かつては自然災害が稀だった地域でさえ、豪雨、壊滅的な洪水、そして強力な高潮が、この国ではますます頻繁に発生するようになっている。
災害リスクを十分に認識している当局は、万全の備えを整えるべきである。しかし、いくつかの地域では、治水関連の汚職スキャンダルによって防災体制が損なわれている。完成したとされていた多くの治水事業が、実際には存在しないか、あるいは今になってようやく遅ればせながら着手され始めたばかりであることが判明した。また、設計上の欠陥により大規模な工学的修正が行われている事業もあり、専門家からは、こうした修正がかえって洪水を悪化させる恐れがあるとも警告されている。
汚職捜査が開始され、政府職員が所属機関でのあらゆる取引に署名することを躊躇するようになったため、多くの公共事業やその他の国費による建設事業が数ヶ月間中断された。公共事業部門は、ようやくこの停滞状態から抜け出し始めている。
例年通り、新学期の始まりと共に雨季が到来する見込みだ。今週から教育省が毎年行うプログラム「ブリガダ・エスクエラ(学校清掃活動)」が開始され、教師や保護者、生徒や自治体などがボランティアで新年度の開始を前に校内の清掃や修理等を行う。
校舎の清潔を保つには、デング熱やその他の致命的な病気の原因となる蚊に対する予防措置も含まれなければならない。適切な衛生管理のため、学校には十分な換気設備と水道が整備されなければならない。
防災対策の一環として、適切な避難所の確保が挙げられる。教育省はかねてより、公立学校の施設――体育館だけでなく教室までもが――避難所として利用されていることについて不満を訴えてきた。こうした施設は通常、清潔な水やトイレが不足しており、避難者のニーズを満たすには不十分である。台風、洪水、地震、火山噴火など、毎年多くの自然災害に見舞われているこの国では、適切な避難所がとっくに整備されているべきだった。
昨日、熱帯低気圧だったドメンが比の管轄海域に入り、台風へと発達した。雨季入りに向けては十分な警報が発令されており、備えが不十分であるという言い訳は、今後は通用しない。(5月31日・スター社説)








