最高勲章を相互授章 大統領が天皇陛下と懇談
マルコス大統領夫妻が皇居を表敬し、天皇皇后両陛下と面談。両国最高クラスの勲章を相互に贈る
フィリピン大統領として約11年ぶりに国賓として訪日しているマルコス大統領夫妻は27日、皇居を訪問し、日比両国の最高位級勲章を相互に授章した。大統領府が発表した。マルコス大統領には、天皇陛下から日本の最高レベルの勲章の一つである大勲位菊花大綬章が贈られ、ルイーズ夫人には女性皇族・外国王族らに贈られる宝冠大綬章が贈られた。
一方、天皇陛下には外国元首らに授与されるフィリピンのラカンドゥラ勲章最高位が、雅子皇后陛下には女性向け最高位勲章のガブリエラ・シラン勲章がそれぞれ贈られた。
公式発表や報道などから大勲位菊花大綬章の受章が確認できるフィリピン大統領は、過去16人の大統領のうち、マカパガル元大統領(第9代)、マルコス元大統領(第10代)、コラソン・アキノ元大統領(第11代)、アロヨ元大統領(第14代)、ノイノイ・アキノ元大統領(第15代)の5人のみ。マルコス大統領にとっては、1966年に父である故マルコス元大統領がイメルダ夫人と国賓として昭和天皇を訪問し、日本の大勲位菊花大綬章と比のシカトゥナ勲章最高位を交換したという足跡をたどる形となった。
歓迎行事後、マルコス夫妻は皇居・竹の間で天皇、皇后両陛下と約20分間懇談。さらに秋篠宮皇嗣同妃両殿下とも面会した。
今上陛下が国賓を接遇されるのは、2019年のトランプ米大統領夫妻、25年のブラジルのルラ大統領夫妻に続く3例目だ。
宮内庁によると、天皇陛下は、多くのフィリピン人が日本で働き社会を支えていることに謝意を示し、皇太子時代の1974年にフィリピンへ立ち寄った思い出についても言及されたという。
4日間の訪日日程の2日目となった同日、マルコス大統領は日比友好議員連盟総会に参加し、森山裕会長らとも意見交換。「自由で開かれ、包摂的なインド太平洋」の維持に向けた協力の継続を確認するとともに、ノイノイ政権期に打ち出された「戦略的パートナーシップ」を、「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げする方針を説明した。
また、日本の財界代表団とも面会。同日夜には宮中晩餐会に出席した。
28日には高市早苗首相との会談が控える。「包括的戦略的パートナーシップ」への正式な引き上げや、軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の正式合意入りなど複数の合意が交わされる見込みだ。








