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対中関係「リセットしたい」 大統領が中国大使に

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マルコス大統領「対中関係をリセットしたい」。南シナ海殴打事件後中国大使に伝達

中国の井大使(中央左)と会談したマルコス大統領
中国の井大使(中央左)と会談したマルコス大統領=20日夜、大統領府より

 大統領府のカストロ報道官は23日、南シナ海アユギン礁で比職員が海警局員に殴打された事件の後にマルコス大統領が20日夜、井泉(ジン・チュエン)駐比中国大使と会談した際、同大使に同じ事案を繰り返さず、より良い協力に向け「関係をリセットしたい」との考えを伝えたと明らかにした。

 また、マルコス氏と井大使が互いの意見を聞いたとして、「より良い結果につながることを期待する」と語った。

 一方、井大使は会談後の記者団の取材で、アユギン礁の比海軍座礁艦シエラマドレに駐留する比兵士が建設作業を行い、24年の衝突事件後取り交わした両国間の暫定取り決めに違反したと主張した。

 井大使は、中国海警局の要員が20日に同艦付近へ接近して写真や動画を撮影したのは、比側による違反が理由だったと説明した。

 比中両国は2024年7月、シエラマドレに駐留する兵士への要員交代・補給任務を巡り、互いの立場を損なわない範囲で衝突を避けるための暫定取り決めに合意したと発表しているが、内容は完全には明らかではなく、相互で主張が食い違う。

 これに対し、テオドロ国防相は23日に記者団に対し「そのような暫定了解(の内容)については何も知らない」と述べ、中国大使の主張を認めなかった。中国には比側が自国の領域内で行う活動に干渉する権限はないと反発した。

 さらに、中国はアユギン礁周辺を支配するために違反を作り上げ、同海域へ進入する口実にしていると批判。「中国には意図があり、止まることはない。抑え、阻止できるかどうかはわれわれにかかっている」と述べた。(ロビーナ・アシド)

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