悪天候で19人死亡4人不明 台風などで被災227万人
台風・南西季節風による悪天候で19人死亡、バギオ市では児童・生徒5人が犠牲に。被災者は約227万人
民間防衛局(OCD)は11日、台風14号(比名マイマイ)、熱帯低気圧ルイス、南西季節風(ハバガット)による悪天候で、死亡報告された人が19人に増えたと発表した。国家災害対策本部(NDRRMC)の11日午前6時時点の集計に基づくもので、死亡報告について確認作業を進めている。被災者は64万6676世帯、227万862人に上った。
死亡報告の内訳は、バギオ市とベンゲット州で計12人、リサール州で4人、バタンガス州で3人。バギオ市とベンゲット州の12人はいずれも土砂災害によるものだった。行方不明者はコルディリエラ行政地域で3人、バタンガス州で1人の計4人となっている。
避難所は被災地域で919カ所が開設され、2万6174世帯、9万4997人が避難している。(ロビーナ・アシド)
▽児童・生徒5人を追悼
教育省は11日、ルソン島北部ベンゲット州バギオ市で発生した豪雨に伴う土砂崩れの犠牲になった児童・生徒5人に深い哀悼の意を表明した。併せて、連日の大雨により全国で961校の公立学校校舎が被害を受けており、復旧に向け緊急の損害査定と支援を進めていることを明らかにした。
犠牲となったのは、バギオ市バランガイ(最小行政区)ギサドスロンで発生した土砂崩れに巻き込まれた児童・生徒5人。内訳はギサド・バレー国立高校の7年生(日本の中学1年に相当)2人、ボニファシオ小学校の3年生と4年生各1人、および代替学習システムの受講生1人。教育省は「尊い若い命が失われたことに深い悲しみを禁じ得ない」と述べ、被災遺族や同地域へ祈りを捧げるよう教育コミュニティ全体に呼びかけた。
教育省防災リスク管理局の同日午前8時時点の集計によると、計961校の学校施設で被害が確認された。教室の被害内訳は小規模損壊が3297室、大規模損壊が1135室、全壊が1093室に達している。校舎の清掃・瓦礫撤去に約2699万8000ペソ、軽微な修繕費に約1億6155万3000ペソ、計1億8855万1000ペソ(約4億9000万円)の復旧資金が必要と試算されている。
大雨の長期化に伴い、首都圏、中部ルソン、イロコス、ミマロパ、カラバルソン、コルディリエラ、カガヤンバレー、西ビサヤの計8地域において対面授業の停止措置が継続されている。影響を受けている学校は9890校、児童・生徒数は約651万2872人、教職員は28万4725人に上る。教育省は安全確保と学びの継続を両立させるため、緊急プロトコルを発動し、地方自治体や防災機関と緊密に連携している。








