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ペソ62・90で史上最安値 8月以降9度目の更新

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8日の外国為替市場でペソが1ドル62.90ペソで引け、史上最安値を更新。8月以降9度目

ドルペソレートの推移
ドルペソレートの推移

 フィリピン・ペソは8日の外国為替市場で1ドル62・90ペソで取引を終え、終値ベースの史上最安値を更新した。前日終値の62・75ペソから15センタボ下落。これまでの最安値だった9月14日の62・86ペソを下回り、8月下旬以降では9度目、今年に入って26度目の最安値更新となった。

 フィリピン銀行協会(BAP)によると、8日は62・65ペソで取引を開始し、62・65~62・90ペソで推移した。1日の加重平均は62・766ペソ、取引総額は14億4983万ドルだった。

 ペソは8月27日に61・888ペソと、それまでの最安値だった7月24日の61・847ペソを更新。その後、8月28日に62・265ペソ、9月1日に62・400ペソ、2日に62・565ペソ、4日に62・590ペソ、8日に62・625ペソ、11日に62・680ペソ、14日に62・860ペソと相次いで過去最安値を更新した。その後は一時持ち直したものの、8日に約3週間ぶりに最安値を更新した。

 足元では米国の追加利上げ観測を背景としたドル高に加え、中東情勢を受けた原油高がペソの重しとなっている。国内でも9月のインフレ率が7・2%に加速し、フィリピン中央銀行(BSP)の追加利上げ観測が強まっている。

 ペソ安は輸入品の価格上昇を通じて国内の物価上昇圧力を強める可能性がある。特にフィリピンは原油を輸入に依存しており、原油高とペソ安が同時に進めば輸入コストを押し上げる要因となる。

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