イランと緊急協議へ ホルムズ海峡安全通行を要請
比政府がイランに対しホルムズ海峡での燃料輸送船の安全確保を求める外交交渉を開始へ
マラカニアン宮殿(大統領府)は3月31日、フィリピン政府がイラン政府に対し、世界最大の石油輸送ルートである「ホルムズ海峡」での燃料輸送船の安全確保を求める外交交渉を開始すると発表した。
大統領府報道官のクレア・カストロ氏によれば、フェルディナンド・マルコス大統領はテス・ラザロ外務次官に対し、駐比イラン大使との緊急会談を指示。早ければ1日にも協議が行われる見通しだ。
イランとオマーンの間に位置するホルムズ海峡は、世界の石油供給の約20%が通過する最重要ポイントだ。同海峡での軍事的緊張や封鎖は、輸入石油に依存するフィリピンのエネルギー供給網に致命的な打撃を与える。
すでに軽油価格が1リットル当たり120ペソにも上昇している影響で物流や食料価格が暴騰しており、これ以上の供給不安は経済成長の根幹を揺るがしかねない。
カストロ氏は、現時点で比に向かう特定の船舶が直接的な脅威にさらされているわけではないと強調しつつ、「燃料の流れを滞らせないことが最優先事項だ」と言明した。








