政権批判「恐れず言える」59% 20年11月以来の高水準、SWS調査
SWS調査で、政権反対発言を恐れず言える59%、差し引き値はプラス37で横ばい
民間調査会社ソーシャルウエザーステーション(SWS)が2日発表した2026年第2四半期調査で、「政権に反対することでも、恐れず公然と言える」と答えた割合は59%となった。「言えない」は22%、どちらともいえないは17%だった。「言える」は2020年11月の65%以来の高水準となった。
3月調査では「言える」が56%、「言えない」が20%だった。今回は双方が増えた。SWSが丸め前の割合から算出した「言える」から「言えない」を差し引いた値はプラス37で、3月から横ばい。25年11月のプラス26からは11ポイント高い水準を維持した。
地域別の差し引き値は首都圏がプラス48で最も高く、ミンダナオ地方がプラス40、首都圏外ルソン地方がプラス39、ビサヤ地方がプラス22だった。学歴別では大学卒以上がプラス50、中学校卒業相当がプラス45、小学校卒業相当がプラス27、小学校未卒相当がプラス15で、学歴が高いほど高かった。
マルコス・ジュニア政権下での差し引き値は、23年9月がプラス34、25年3月がプラス33、同年11月がプラス26、26年3月がプラス37、今回がプラス37。25年後半にいったん低下した後、今年3月に11ポイント上昇し、6月も同水準を維持した。
SWSが同じ設問を初めて聞いたマルコス・シニア政権末期の1985年7月は、「言える」が33%、「言えない」が29%で、差し引き値は過去最低のプラス3だった。翌86年2月のエドサ革命でマルコス政権が崩壊し、アキノ政権が発足すると、同年5月にはプラス39、87年3月には過去最高のプラス63まで上昇した。調査は85年以来、今回まで計50回実施されている。
以降の政権別の差し引き値の平均は、コリー・アキノ政権がプラス33、ラモス政権がプラス38、エストラダ政権がプラス41、アロヨ政権がプラス34、ノイノイ・アキノ政権がプラス32、ドゥテルテ政権がプラス29、マルコス・ジュニア政権がプラス33。マルコス・ジュニア政権は今回までの5回の平均となる。なお、21年5~12月の4回は、設問の対象を「政権」ではなく「ドゥテルテ大統領」としていた。
調査は6月20~29日、全国の18歳以上1200人を対象に対面で実施。標本誤差は全国でプラスマイナス3ポイント、各地域で同6ポイント。SWSが自主的に実施した非委託調査。








