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前政権下でサラ氏らへ数十億ペソ提供か 新疑惑の真偽を国民に明らかにせよ

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 元警察官のロドルフォ・グラシオソ氏は、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領=当時=在任中に、サラ・ドゥテルテ氏とその弟パオロ氏に数十億ペソの現金が渡されたとされる経緯を詳述した宣誓供述書を作成した。この資金は、当時下院議長を務めていたロードアラン・ベラスコ氏から提供されたものとされている。グラシオソ氏は2017年からマリンドゥケ選出の下院議員であるベラスコ氏のボディーガードを務め、2018年には同氏の首席警備責任者に就任していた。

 グラシオソ氏は、警察官として把握しているとする情報を公表するにあたり、フラビアーノ・ビリャヌエバ神父に助けを求めた。しかし、神父がグラシオソ氏の証言を公表することには一理あると認めたにもかかわらず、ドゥテルテ氏らに対する不正行為に関する詳細な告発は、多くの人々から慎重かつ懐疑的な目で見られている。

 その理由は、ここ数カ月の間に、他の政治家の元ボディーガードらから、さまざまな人物に対する同様の告発が相次いでいたからだ。そして、その元ボディーガードたち(その大半は元海兵隊員)は、後に自らの発言を撤回している。

 グラシオソ氏はその告発を貫き通すのだろうか。ビリャヌエバ神父によると、グラシオソ氏は良心の呵責に苛まれていたことに加え、父親の入院費用として15万ペソが必要だった際にベラスコ氏から金銭的援助を断られたことに憤りを感じていたという。グラシオソ氏は同神父に対し、このことが原因で父親は後に亡くなったと語った。

 おそらく、辞任したアコ・ビコル党出身のザルディ・コー下院議員の元ボディーガードたちが、元下院議長のマーティン・ロムアルデス氏、マルコス大統領本人、そして息子の北イロコス州選出サンドロ・マルコス下院議員の自宅に、定期的に現金入りのスーツケースを届けていたという告発が、グラシオソ氏に自身の話を語るきっかけを与えたのだろう。

 しかし、最初のボディーガードであるオーリー・グテザ氏を筆頭とする数人のボディーガードたちは、その後、証言を撤回している。グテザ氏は、上院ブルーリボン委員会で証言して以来、公の場に姿を現していない。

 比国家警察のメレンシオ・ナルタテス長官は昨日、グラシオソ氏がベラスコ氏の警護担当官として派遣されていたことを確認した。国家警察によると、グラシオソ氏は去る9月15日に解雇され、その処分は9月11日付で発効した。グラシオソ氏は9月14日、国家捜査局に宣誓供述書を提出した。

 国家警察の記録によると、彼は2024年3月、2025年10月から12月、そして今年の2月1日から7月31日までの3回、停職処分を受けていた。2025年12月の「重大な脅威」を理由とした停職処分では、重大な職務怠慢および警察官としてふさわしくない行為により、伍長から巡査へと降格も命じられていた。

 サラ・ドゥテルテ副大統領は、グラシオソ氏を知っていることや、同氏から金銭を受け取ったことを否定しており、同氏を告訴すると表明している。妻のロウェナ氏と共に海外に滞在しているベラスコ氏の陣営も、グラシオソ氏の主張を根拠のないものとして一蹴した。

 国家捜査局は現在、グラシオソ氏の主張を精査している。重大な告発がなされており、国民は真実を知る権利がある。(9月29日・スター社説)

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