上院信頼率41%に低迷 議長交代・弾劾裁判も影響か
上院の信頼率が41%に低下し、2023年7月以降の最低を更新。議長交代や弾劾裁判が影響か
民間調査機関OCTAリサーチは3日、上下両院に関する7月の世論調査結果を発表した。それによると、上院を「信頼する」と答えた人は41%となり、前回3月調査の44%から3ポイント低下した。OCTAが公表する2023年7月以降の時系列で最低となった。不信は24%から27%に上昇し、「どちらともいえない」は32%で横ばいだった。前回の3月調査以降、上院の主導権を巡る親ドゥテルテ派と現多数派とのいさかいに加え、調査期間中にはサラ副大統領の弾劾裁判が開廷するなど、上院が政争の中心となる中で信頼率が低迷した。
上院の信頼率は2023年7月の55%から同年12月に67%まで上昇した後、低下傾向に転じた。2024年3月は63%、同年11月は57%、2025年7月は49%となり、今回の41%まで下落。ピークだった2023年12月からは26ポイント低下した。
「実績への評価」でも上院は悪化。「満足」は前回の42%から38%へ4ポイント低下し、「不満」は27%から32%へ5ポイント上昇。「どちらともいえない」は31%から30%となった。
OCTAは、上院へのメディアの集中的な注目が同院への評価に影響した可能性を「合理的な背景要因」として挙げる一方、1回の調査だけでは因果関係を確認できないとした。
▽下院はやや改善
一方、弾劾裁判では検察役を務める下院の信頼率は前回の36%から38%へ2ポイント上昇。不信は33%から28%へ5ポイント低下した。実績への満足度も35%から37%へ2ポイント上昇し、不満は35%から32%に低下した。
今回の調査は7月4~11日、全国の18歳以上1200人を対象に対面方式で実施した。全国値の標本誤差はプラスマイナス3%。前回調査は3月19~25日に実施された。
▽サラ副大統領弾劾を巡る主な動き
24年11月23日 サラ氏が大統領夫妻への「報復的殺害予告」
24年12月 市民団体らがサラ氏への最初の弾劾訴状を提出
25年2月5日 弾劾訴状が上院に送付され、弾劾訴追が成立
25年5月12日 中間選挙 上院12議席などを改選
25年7月25日 最高裁が弾劾訴追を違憲・無効と判断
26年5月11日 下院が新たな弾劾訴追を可決
26年5~6月 上院の主導権を巡って混乱
26年7月6日 上院がサラ氏の弾劾裁判を開廷








