フィリピン新聞

マニラ
33度-25度
両替レート
1万円=P3,740
$100=P6147

物価高対策はピークの半分に 汚職対策は過去最高、国家課題調査

665字||社会

OCTAリサーチ調査によると、国が緊急対応すべき課題で物価高はピークから低下、汚職は上昇

OCTAの7月国家的課題調査
OCTAの7月国家的課題調査

 フィリピン大などの研究グループOCTAリサーチは28日、7月の全国世論調査で、国家が緊急に対応すべき課題として物価高対策を挙げた人が37%で最多だったと発表した。賃金引き上げが34%、汚職対策が32%で続いた。

 物価高対策は2021年1月の32%から上昇し、2023年12月に73%でピークを記録。2024年も65~66%で推移したが、2025年7月に50%、12月に41%まで低下した。2026年3月は45%、今回は8ポイント減の37%で、マルコス政権発足後最低となった。

 汚職対策は2023年12月と2025年7月に13%だったが、治水汚職問題を大統領が施政方針演説(SONA)で取り上げた後の9月調査で31%へ急上昇。2026年3月の26%から今回は6ポイント上昇し、2021年1月以降最高の32%となった。そのほか、「手頃な食料の確保」は24%、「無償で質の高い教育」は22%、貧困削減は21年1月以降最低の12%だった。

 同時期に行われた民間調査会社パルスアジアの調査では、物価高対策57%、汚職対策43%、賃金引き上げ36%が上位3項目だった。また、同社が同時期に実施した「SONAで取り上げてほしい課題」を聞く別調査では、汚職対策が29・8%で首位、手頃な生活必需品が18・7%で続いた。ただし、SONAに関する調査は自由回答で、複数回答の国家的課題調査とは単純比較できない。

 OCTAの調査は7月4~11日、18歳以上の比人1200人を対象に対面形式で実施。全国値の許容誤差はプラスマイナス3%。

社会