海外就労者205万人、6.3%減 女性6割弱、送金も8.2%減
統計庁の2025年調査によると、OFW205万人に減少、女性6割弱、送金総額も前年比8%減
比統計庁(PSA)は9日、2025年海外フィリピン人調査の速報値を発表した。それによると、同年4~9月に海外で働いた海外就労フィリピン人(OFW)は推計205万人となり、前年同期の219万人から13万8000人、6・3%減少した。OFWのうち、海外での雇用契約を持つ海外契約労働者(OCW)は98・0%を占めた。PSAは残る2・0%について、就労ビザや就労許可を持たずにフルタイムで働く人や、観光・訪問・学生・医療などの非移民ビザで働く人としている。
女性は118万人で全体の57・7%を占め、前年の57・2%から比率がやや上昇した。年齢別では45歳以上が24・2%で最多。30~34歳が21・8%、35~39歳が20・2%と続いた。
職種別では、清掃や調理補助、荷物運搬などを含む単純作業職が41・8%で最大だった。特に女性では63・4%を占めた。一方、男性では設備・機械運転・組立作業などが29・1%で最も多かった。
出身地域別ではカラバルソン地域が16・7%で最多で、中部ルソン地域12・0%、首都圏9・0%が続いた。
就労先を世界地域別にみると、アジアが73・5%と突出し、南北米11・3%、欧州10・7%、オーストラリア3・3%、アフリカ1・2%だった。資料で個別に示された9カ国・地域では、サウジアラビアが24・1%で最大。アラブ首長国連邦(UAE)11・3%、香港6・1%、台湾4・7%、カタール4・5%、クウェート4・5%、シンガポール4・4%、日本3・3%、マレーシア1・6%と続いた。
▽送金総額は8・2%減
4~9月のOFWによる送金総額は2407億3000万ペソで、前年同期の2622億ペソから8・2%減少した。内訳は海外からの現金送金が2069億ペソ、現金の持ち帰りが276億4000万ペソ、現物が61億9000万ペソ。1人当たり平均送金額は12万7460ペソで、前年の12万8610ペソを下回った。
現金送金額では銀行経由が63・1%と最も多く、送金サービスが34・1%だった。送金額別では4万~10万ペソ未満が38・3%、10万ペソ以上が35・2%を占める一方、11・1%は期間中に現金を送っていなかった。
調査は2025年10月の労働力調査に付随して実施。対象は2020年10月~25年9月に出国し、25年4~9月に海外で働いた人で、4万5482世帯を対象に4万5246世帯から回答を得た。回答率は99・5%。海外就労者本人ではなく国内の家族らが回答する場合があり、国内に家族が居住するOFWが対象となる。








